求人検索エンジンとは?仕組み・求人サイトとの違いからおすすめサービス比較まで
求人検索エンジンとは?仕組み・求人サイトとの違いからおすすめサービス比較まで
「求人検索エンジンとは?」
「母集団の形成をしないといけない」
このようにお考えの人事担当者は、多いはずです。
この記事では、採用人数を確保したい企業に向け、母集団形成に効果的な求人検索エンジンについて解説します。
ぜひ、最後までお読みください。
目次
求人検索エンジンとは?
本章では、求人検索エンジンについて詳しく解説します。
- 求人検索エンジンの仕組み
- 求人検索エンジンの特徴
- 求人サイトとの違い
数年前までは情報を集めて一覧にするだけのサービスでした。
最近では求人サイトに掲載せず求人検索エンジンに直接投稿したり、クローリングを待たず自社採用サイトと連携させたりするサービスも増えています。
求人検索エンジンの仕組みを詳しく見ていきましょう。
求人検索エンジンの仕組み
求人検索エンジンは、WEB上にある求人情報を自動的に収集するため、クローリング*技術を使用しています。
このクローリングにより、様々な求人サイトや企業の採用ページから情報を集め、ユーザーにWEB上のあらゆる求人情報を表示します。
そのため、求職者は複数のサイトを訪れることなく、1サイトで広範囲の求人情報を検索可能です。
また、企業が自社の求人情報を直接求人検索エンジンに投稿する機能も増えており、より迅速かつ効率的に情報が更新されています。
クローリング*とは、Webサイトを巡回し、Webページにある情報を複製・保存すること
求人検索エンジンの特徴
求人検索エンジンは、コストがかからない点や自動で掲載される点が魅力です。
求人検索エンジンの特徴
- 掲載は原則無料
- 自動的に掲載される
- 掲載順位はクリック単価やクリック率で決まる
多くの求人検索エンジンでは、基本的な求人情報の掲載が無料で行えます。
企業にとっては費用を抑えて全国の求職者にアプローチできるため、コストパフォーマンスが高いといえます。
求人検索エンジンは、クローリングによって情報を集めるため、募集終了している案件が表示され続ける可能性があります。
そのため、求人情報は常に最新を保ちましょう。
また、掲載順位がクリック単価やクリック率によって決定されることがあります。
掲載元のプランとは無関係に、ユーザーの興味を引く広告や求人情報が優先されます。
求人サイトとの違い
求人検索エンジンと求人サイトには、以下のような違いがあります。
求人サイトとの違い
項目 | 求人検索エンジン | 求人サイト |
---|---|---|
掲載方法 | 自動的にクローリング | 企業が直接掲載 |
情報更新 | リアルタイムに近い | 手動で更新 |
コスト | 原則無料または低コスト | 有料プランがほとんど |
情報範囲 | 幅広い求人情報を網羅 | 特定の企業や業界に限定されることが多い |
このように、求人検索エンジンは効率的かつ広範囲な情報収集が可能ですが、最新の情報を維持するためには企業側での管理も必要です。
「Indeed」「求人ボックス」「スタンバイ」の違い
本章では、「Indeed」「求人ボックス」「スタンバイ」の違いを解説します。
求人検索エンジンには様々なサービスがありますが、特に人気が高いのは、以下の3つです。
- Indeed
- 求人ボックス
- スタンバイ
これらのサービスはそれぞれに特徴があり、利用者のニーズに応じた使い分けが重要です。
この章を読んで確認しておきましょう。
Indeed
Indeedは、求人検索エンジンの一つです。
世界中で利用されている求人検索エンジンであり、国内でも月間総訪問数2,700万以上と最も多く利用されています。
月間新規追加求人数も、520万件で業界トップクラスです。
Indeedの最大の強みは、求人情報の収集能力にあります。
Indeedの検索エンジンは、企業の公式サイトや求人掲載から情報を収集し、Indeedのプラットフォームに集約します。
Indeedについて、もっと詳しく知りたい方はコチラ
求人ボックス
求人ボックスは、食べログや価格.comを運営するカカクコムが提供するサービスです。
ユーザー数は、月間800万人を超え、日本トップクラスの求人検索エンジンになります。
2024年には、 求人情報サービスのオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得しています。
基本的には、クローリングにより自動で掲載されますが、直接投稿も可能です。
参考:オリコン顧客満足度
スタンバイ
スタンバイは、自分のニーズにあった最適な求人を探すことのできる求人検索エンジンです。
掲載された求人がYahoo! JAPANの検索結果に表示されるため、求職者の目に留まりやすいのが特徴です。
母集団を形成したいと考えている企業は、求人検索エンジンを積極的に活用するとよいでしょう。
求人検索エンジンのメリット
求人検索エンジンを活用する最大のメリットは、採用コストを抑えられることです。
多くの求人検索エンジンは、無料または低コストでの求人掲載を提供しており、特に中小企業にとっては予算を抑えた採用活動が可能になります。
また、広範囲のユーザーにリーチできる点も大きな利点です。
Indeedのような求人検索エンジンは、多くの求職者に利用されており、全国規模で求人情報を発信できます。
さらに、地方の企業も全国的な露出が可能となり、地元以外からの応募も期待できるため、地方採用の強化にも役立ちます。
求人検索エンジンのデメリット
求人の目立ちにくさは、デメリットとして挙げられます。
求人検索エンジンには、多数の求人情報が掲載されているため、自社の情報が埋もれやすく、目立たせるためには工夫が必要です。
また、クローリングやタグの知識が求められる場合があり、効果的な求人情報の掲載には技術的なスキルが必要となることもあります。
さらに、求人情報の効果を最大化するためには、自社でのデータ分析や改善策の実施が求められます。
掲載後も結果を検証し、PDCAサイクルを回すことで、より良い成果を上げることができます。
Kaiketsuでは、求人検索エンジンの運用実績は豊富です。
おすすめ求人検索エンジン9選
下記は、おすすめ求人検索エンジンの一覧です。
- Indeed(インディード)
- 求人ボックス
- スタンバイ
- Googleしごと検索
- Careerjet(キャリアジェット)
- Simply Hired(シンプリーハイヤード)
- Jooble(ジョーブル)
- jobda(ジョブダ)
- 仁王(ニオウ)
9つのサービスを見ていきましょう。
Indeed(インディード)
Indeedは、世界中で広く利用されている求人検索エンジンであり、幅広い業種と職種の求人情報を一括で検索できるプラットフォームです。企業が直接求人を投稿することができ、求職者は勤務地、給与、雇用形態などを基にフィルタリングして希望の仕事を探せます。また、求職者向けに履歴書を登録し、企業からのスカウトを受け取る機能もあります。多様な求人情報を扱うことで、求職者と企業のマッチングを効率的にサポートし、国内外の就職活動に欠かせないツールとして機能しています。
求人ボックス
求人ボックスは、日本国内に特化した求人検索エンジンで、地域に密着した求人情報に特化しています。企業は無料で求人情報を掲載できるため、中小企業や地域限定の採用活動においてコストを抑えつつ、幅広い求職者にリーチすることができます。検索エンジンは、勤務地や職種、給与などの条件を細かく設定できるため、求職者は自分に合った仕事を効率的に見つけることが可能です。地域ごとのニーズに応じた求人情報が豊富で、地方の採用活動にも役立つツールとなっています。
スタンバイ
スタンバイは、多言語対応が可能な求人検索エンジンで、国内外の求人情報を広く提供しています。豊富なフィルタリング機能を備え、求職者が自分の条件に合った求人を簡単に見つけられるよう設計されています。特に、多国籍企業や外国語が必要な求人に強みを持ち、国際的な就職活動をサポートします。また、企業側も多言語で求人を投稿することができるため、外国人採用や海外進出を視野に入れた採用活動にも対応可能です。多様なニーズに応える求人検索エンジンとして、多くのユーザーに利用されています。
Googleしごと検索
Googleしごと検索は、Googleの強力な検索エンジンを利用して求人情報を提供するサービスです。ユーザーは通常のGoogle検索を通じて求人情報を簡単に探すことができ、検索結果ページから直接求人にアクセス可能です。求人情報は勤務地や職種、企業名などのキーワードで絞り込むことができるため、求職者は自分の希望に合った求人を手軽に見つけられます。また、企業は自社サイトの求人情報をGoogleしごと検索に掲載することで、広範囲に求人情報を発信し、多くの求職者にアプローチできます。
Careerjet(キャリアジェット)
Careerjetは、世界中の求人情報を集めた検索エンジンであり、国際的な求職活動に特化しています。多様な業界や職種の求人情報を提供し、国内外の幅広い求人情報を一括で検索できます。求職者は、地域、業種、職種、給与などの条件を指定して求人を検索でき、国境を越えたキャリアチェンジや海外での就職活動を支援可能です。企業側も、グローバルな人材を効率よく募集するためのツールとして利用でき、国際的な採用活動において重要な役割を果たしています。
Simply Hired(シンプリーハイヤード)
Simply Hiredは、簡単に求人情報を検索できるサービスで、求職者にとって使いやすいプラットフォームです。広範囲な職種に対応しており、求職者は職種や勤務地、給与などの条件をもとに、自分に合った求人を手軽に見つけることができます。シンプルなインターフェースで、求職活動に慣れていない人でも簡単に使いこなせるのが特徴です。また、企業側も手軽に求人を投稿できるため、求職者と企業のマッチングを効率化し、採用活動をサポートする重要なツールとなっています。
Jooble(ジョーブル)
Joobleは、世界中の多数の求人情報を集約した検索エンジンで、求職者が簡単に情報を比較できるよう設計されています。国内外の求人情報を提供し、求職者は勤務地や職種、業種を指定して自分に合った求人を探すことができます。Joobleの強みは、その広範囲な求人情報のカバー力にあり、求職者は1つのプラットフォームで多くの求人情報を効率的にチェック可能です。また、企業にとっても、Joobleを利用することで、幅広い求職者にアプローチしやすく、採用活動を円滑に進めることができます。
jobda(ジョブダ)
jobdaは、日本国内の求人情報に特化した検索エンジンです。企業の採用活動を支援するために、さまざまな機能を充実させており、求人情報の掲載から応募者の管理まで一貫したサービスを提供しています。特に、中小企業や地域に密着した採用活動に適しており、地元で効率的な募集が可能です。求職者は、詳細な求人情報をもとに、自分に合った職場を見つけやすく、企業と求職者のマッチングを促進するプラットフォームとして活用されています。
仁王(ニオウ)
仁王は、日本の企業に特化した求人検索エンジンで、国内の求人情報を幅広くカバーしています。地域ごとの求人情報が充実しており、地方の採用活動にも大きな役割を果たします。地域密着型の求人情報で、求職者は地元での就職機会を探しやすく、企業側も地元の人材を効率的に確保できます。特に地方の中小企業にとって、地域特有のニーズに応じた人材を募集する際に、活用されています。求職者と企業を地域レベルでつなぐ重要なツールです。
求人検索エンジン活用4つのコツ
本章では、求人検索エンジン活用のコツをご紹介します。
- 自社求人サイトと連携させる
- 直接投稿する
- 上位表示プランを使う
- コンサルタント等のサポートを受ける
求人検索エンジンをうまく活用することで、採用活動を効率化し応募数を増やせます。
自社求人サイトと連携させる
自社求人サイトと連携させるのは、求人検索エンジンを活用するコツです。
連携させることにより、自社のブランド力を高めるとともに、求人情報を広範囲にわたって発信できます。
また、応募者は自社サイトに直接アクセスでき、詳細な企業情報や企業文化を理解可能です。
これにより、応募者の質を向上させ、企業に対する理解度が高まった状態で面接に進めるため、採用のミスマッチの減少が期待できます。
直接投稿する
直接投稿するのも、求人検索エンジンに効果的です。
直接投稿は、時間や手間をかけずに情報を求職者に届けることができます。
例えば、Indeedなどのプラットフォームを利用すれば、無料で求人情報の掲載が可能です。
こうしたサービスを活用することで、予算を抑えながらも、多くの求職者にアプローチできます。
企業の採用ニーズに合わせて、柔軟に情報を更新・管理することで、求職者からの応募獲得が可能です。
上位表示プランを使う
求人情報が数多く存在する中で、自社の求人が目立つようにするためには、上位表示プランの利用が効果的です。
特に、エンジニアなどの競争が激しい職種では、自社の求人を目立たせるための投資が重要になります。
採用ニーズに合わせてクリック単価やクリック率を設定することで、求職者の目に留まりやすくなり、応募率を向上できます。
上位表示プランを活用すれば、求職者の検索結果でより高い位置に表示されるため、多くのアクセスを獲得しやすくなります。
コンサルタント等のサポートを受ける
求人検索エンジンを最大限に活用するためには、専門家のサポートを受けることも有効です。
クリック単価の設定やデータ分析、広告戦略の最適化など、複雑な業務をプロに任せることで、効率的な採用活動が可能になります。
採用のプロフェッショナルによるアドバイスを受けることで、自社に最適な求人広告戦略を構築し、効果を最大化することができます。
これにより、採用の成功率を高め、理想の人材を獲得することができるでしょう。
特に、Kaiketsu株式会社は求人検索エンジンの運用に特化した会社です。
採用数を確保したい企業様は、ぜひご相談ください。
求人検索エンジンの活用にはプロのサポートが鍵
本記事では、求人検索エンジンについて解説しました。
求人検索エンジンは、採用活動を効率化し、コストを抑えるための有効なツールです。
しかし、求人情報を効果的に掲載し、求職者にアプローチするためには、戦略的な活用が求められます。
Kaiketsuでは、求人検索エンジンのご支援を行っています。
採用のプロが企業に合った求人検索エンジンの運用サポートを行います。
採用人数にお困りの企業様は、ぜひご相談ください。
おすすめの記事