求人ボックスのデメリットや実際の評判は?デメリットの解消方法も紹介
求人ボックスのデメリットや実際の評判は?デメリットの解消方法も紹介
求人ボックスは、掲載料無料かつ成果報酬なしで情報を掲載できる求人検索エンジンです。
採用コストや担当者の手間を削減できるサービスを提供していますが、実際に導入するとなるとデメリットが気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、求人ボックスのデメリットや利用者の評判のみならず、デメリットの解消方法まで解説していきます。
求人ボックスの運用でお困りの方は、ぜひ、最後までお読みください。
求人ボックスの仕組みと概要
求人ボックスは「求人検索エンジン」という仕組みを利用したサービスで、訪問者数は月間で1,000万人を超えています。
運営会社は、グルメ情報投稿サービス「食べログ」を運営する上場企業「株式会社カカクコム」です。
求人ボックスの仕組み
求人ボックスは、インターネット上の求人情報を自動的に収集して掲載しています。
求人ボックスでは自動収集の他、求人ボックスへの直接投稿や自社採用サイトへの連携が可能です。また、食べログの掲載店舗であれば、求人を店舗ページと求人ボックスに直接掲載できます。
直接投稿ができる「求人ボックス 採用ボード」
「求人ボックス 採用ボード」は、企業別専用画面から簡単に求人情報を作成・投稿することができます。
自社採用サイト連携ができる「求人ボックス リスティング広告」
「求人ボックス リスティング広告」を利用すると、すでに自社サイトに採用専用サイトを持っている場合、新規で求人原稿を作成しなくても掲載が可能です。さらに専用管理画面には、閲覧数やクリック率を分析する機能も付いています。
求人ボックスの掲載料金
求人ボックスは無料で求人情報が掲載できます。他にも、一般的な求人サービスを利用する際に必要な以下の費用がかかりません。
- 初期費用 無料
- 掲載料 無料
- 成果報酬 無料
有料オプションもありますが、定額制ではなくクリック課金制です。クリック課金は、求人原稿をクリックした場合のみ費用が発生するため、無駄な費用になりにくいというメリットがあります。
また、手動でクリック単価を変えたり、上限金額が設定できたりするため、自社の予算に合った運用が可能です。
求人ボックスの3つのデメリットとは?
本章で、求人ボックスのデメリットを3つ紹介します。
- 自社での原稿作成が必要
- 求人が埋もれやすい
- 検索順位で他の求人検索エンジンに負けることもある
それぞれ詳しく解説します。
自社での原稿作成が必要
求人ボックスには、求人原稿を代行で作成してくれるサービスがありません。求人企業は、自社でアピールポイントや見出しなどを作成しなければならないのです。
そのため、採用ノウハウが少ない企業の場合、採用したい層への効果的なアピール文言が分からなかったり、利用する画像の準備に時間がかかったりする可能性があります。
他にも、求人におけるNG表現に注意しなければいけません。公正な採用選考の意識が浸透したことで「男性歓迎」「20代歓迎」など、求人原稿に記載できない表現が以前よりも増えています。
しかし、担当者に採用経験や知識が少ないと、これらの文言を記載してしまい、掲載審査に合格しないばかりか法令違反となる可能性もあります。
解決策の一つとして、原稿作成サービスのある求人サイトを利用して求人情報を掲載し、その原稿をクローリングさせる方法もあります。しかし、この方法だと他社サイトの利用料金が必要になるため、無料掲載というメリットが生かせません。
求人が埋もれやすい
2つ目のデメリットは、求人が埋もれやすいことです。
求人ボックスには、1,000万件以上の求人が掲載されています(2024年3月時点)。
どの職種に関しても、数千から数万件もの求人が常時掲載されているため、求人情報が埋もれてしまう可能性が高いでしょう。
特に営業や接客などの職種は顕著で、例えば「東京23区の営業職」で検索すると正社員だけでも35 万件以上、新着求人だけでも約3万件がヒットします。どんなに良い待遇でも、検索結果の下位になってしまうと応募にはつながりません。
掲載数一例 | |||
---|---|---|---|
地域 | 職種 | 雇用形態 | 件数 |
東京23区 | 営業職 | 正社員 | 35万件以上 |
大阪府 | 接客販売 | アルバイト | 3万2千件以上 |
福岡県 | 社内SE | 正社員 | 3千件以上 |
そこで、求人情報を埋もれさせない対策の一つが有料オプションの利用です。
オプションを利用すると検索結果の上位に表示できるようになるため、閲覧数や応募数の増加につながります。
求人ボックスの公式サイトによると1カ月当たり、無料掲載の場合は5件、オプションを利用すると27件の応募が獲得できています。
有料オプションはクリック課金制なので、無駄なコストが発生しにくく、上限設定も可能です。
掲載数の多さは求職者にとって魅力的ですが、企業側は良い人材とのマッチング機会を逃すリスクでもあります。
有料オプションは、アカウント作成時や求人作成時に設定が可能です。
入札単価が高いほど上位に表示されやすくなるので、少しでも早く採用したい場合は、予算に合わせて有料オプションの導入を検討してみましょう。
他の検索エンジンに負けることもある
3つ目のデメリットは、検索結果において他の検索エンジンに負ける可能性があることです。
転職市場の活況に伴い、GoogleやYahooなどの大手検索サービスも求人検索エンジンに参入してきました。そのため「職種 求人」のような範囲が広い検索ワードでは、上位になりにくい状況です。
これは、GoogleやYahooが自社サービスを優先的に表示させているため、ある程度は仕方がないことといえるでしょう。
しかし、エリアや条件を絞った検索を見てみると、求人ボックスはこれらのサービスよりも上位に表示されています。このように求職者からの評判も高く、職種やエリアと合わせて求人ボックスを指定して検索するユーザーも少なくありません。
また、食べログからの流入も期待できるため、ミスマッチが少なく採用確度が高い求職者に対して求人情報を届けやすくなっています。
求人ボックスのデメリットを解消する方法?
求人ボックスのデメリットは、採用のプロであるコンサルタントのサポートを受けることで解消されます。
コンサルタントは、業界や職種、年齢層別の仕事へ求める条件など、採用の関する知識を豊富に持っています。原稿作成の方針や適切なクリック単価のアドバイスを具体的に受けることにより、求人ボックスのデメリットを解消し、効率的な採用活動が可能です。
また、中にはアドバイスだけでなく、求人原稿に掲載する写真撮影や原稿作成を代行してくれる業者もいます。このようなサポートを受けることで、自社に採用ノウハウが蓄積され、採用活動全体の改善にも役立ちます。
採用コンサルタントの活用は「採用活動の業務負担を減らしたい」「長期的な採用戦略を立てたい」など、さまざまな採用課題の解決につながるため、ぜひ積極的に利用してみましょう。
求人ボックス | 4つのメリットを解説
ここからは、求人ボックスのメリットを4つ紹介します。
- 完全無料で採用できる
- 最短5分で求人掲載できる
- 幅広いターゲットに対してリーチできる
- ミスマッチを防ぎやすくなる
それぞれ詳しく解説します。
完全無料で採用できる
求人ボックスは、完全無料での採用が可能です。掲載費用や採用時の成果報酬も必要ありません。
上手に運用すれば、採用まで一切費用を必要とせずに人材を確保できるのです。
一般的な求人サイトでは、掲載期間や募集エリアで費用が定められていることが多く、採用が決まらなければコストが無駄になってしまいます。
また、採用成功時にのみ費用が発生する人材紹介サービスもありますが、年収の3割など高額な傾向にあり、大人数の採用には不向きです。
求人ボックスならば、掲載数や募集エリア、採用人数に関係なく費用はかかりません。
まずは無料掲載からはじめ、採用効果を見ながらオプション利用を検討するなど、フレキシブルな運用も可能です。
最短5分で掲載できる
求人ボックスは、申し込みから最短5分で掲載が可能です。
通常、求人検索エンジンに掲載されるには、別のサイトや自社求人サイトがクローリングされるのを待たなければいけません。このクローリングには、1週間程度時間がかかります。
求人サイトでは、サービスの申し込みやプラン選択、取材などにより、申し込みから掲載までに通常1~2週間程度の時間がかかります。
しかし、求人ボックスの「直接投稿」を利用すれば、クローリングを待つ必要はありません。原稿作成と掲載審査が完了したら、すぐに掲載がスタートします。
原稿作成に必要なアカウントも公式サイトから簡単に登録できるため、掲載したいと思ったとタイミングですぐに求人情報を掲載できます。
掲載開始後も、いつでも何度でも無料で修正が可能です。急ぎで人材募集をしたい場合は、必須事項の入力だけで掲載を開始し、時間の余裕ができたときに自由記載項目でアピール内容を充実させていくと良いでしょう。
また、求人原稿のコピー機能があるので、複数の求人情報を職種やエリアを変えて掲載する場合も簡単に求人原稿を作成できます。
幅広いターゲットへリーチできる
求人ボックスは年齢層や地域を限定せず、幅広い層へ情報を届けることができます。
求人サイトの多くは、サイトの登録者に向けて求人情報を発信します。そのため、サイトの登録者以外には閲覧してもらうことも難しく、登録者の属性と求人側の条件がマッチしないと応募も集まりません。
また求人サイトや転職エージェントは、都市部や大企業の求人に応募が集まりやすいという弱点があります。地方特化型のサイトもありますが、募集地方の人がメインの求職者層となるため、どうしても利用者数は限られます。
一方で求人ボックスは、インターネット検索を利用する求職者であれば、誰でも情報を見ることができます。
日本国内では約85%の人がインターネットを利用しており、求人サイトを利用するよりもはるかに多くの求職者へのリーチが可能です。
50代以下ではほぼ100%、60代でも約85%がインターネットを活用しており、年代や求人エリアを問わずに効果的な採用ツールといえるでしょう。
(参考)令和5年 情報通信に関する現状報告|総務省(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd24b120.html)
また求人ボックスには、検索条件にマッチした求人情報が掲載された際、求職者のLINEやメールへ通知する機能があります。
現職があって頻繁に検索ができない人へも求人情報を届けられるため、良い人材との出会いを逃すことがありません。
ミスマッチを防ぎやすい
求人ボックスには、採用のミスマッチを防ぐ工夫がいくつもあります。
- こだわり検索機能
- 食べログへの掲載
- 自社採用サイトの連携
- 自社評価グラフ
まず1つ目は、こだわり検索機能です。求人ボックスと同じ検索エンジン型の求人サービスとしてIndeedやgoogleしごと検索がありますが、どちらの検索条件も「エリア」や「年収」「職種」などシンプルです。
一方で求人ボックスは、待遇や歓迎条件、リモートワーク可否など、細かい条件で検索できる「こだわり条件」検索が可能です。
2つ目に食べログの店舗情報への求人掲載です。店舗を利用したことがある人や近隣エリアの人へ効率的にアプローチが可能で、お店の雰囲気や通勤方法をイメージした上で応募してもらえます。
3つ目は、自社採用サイトの連携です。求人ボックスには自社採用サイトとの連携機能があり、この機能を使うと原稿を新規作成する必要がありません。
求人ボックスで広くアプローチしつつ、応募前には自社サイトで職場や企業をしっかり知ってもらうことができます。
最後の工夫としては自社評価グラフです。この機能は、職場の雰囲気や仕事の進め方などの定性的な情報について、ラジオボタンで選択するだけでグラフ化できます。
同じ職種や業態であっても、職場風土は企業によって異なります。例えば、1人で自走して成果を出していくような人材は、いくら優秀であってもチームワークが必要な職場には馴染みにくいかもしれません。
求人ボックスでは、これらの工夫によってミスマッチを防ぎ、早期退職につながりにくい採用が可能です。
求人ボックスの評判・口コミ
求人ボックスについて、求職者からは「応募しやすい」という評価が集まっています。
「求人している会社への応募まで、簡単だし早くて良かった。たくさんの求人の中から自分に合う職場を選べる所が良かった。」
「駅名や希望職種で探せて使いやすかったです。他のサイトと比較して検索結果が見やすかった。」
(引用)オリコン顧客満足度ランキング 求人情報サービス(https://career.oricon.co.jp/rank-employment/company/kakaku/#users-voice)
求人ボックスは「2024年オリコン顧客満足度調査」の求人情報サービス部門で総合1位を獲得しました。
「検索のしやすさ」「応募のしやすさ」を含む評価対象の4項目すべてで1位となっています。
求人ボックスへの掲載により、迅速かつマッチ率の高い採用が期待できるでしょう。
求人ボックスの運用に困ったら
求人ボックスにはデメリットもありますが、プロである採用コンサルタントのサポートを受けることで、十分に解消可能です。
またコンサルタントの利用は、単にデメリットを解消するだけでなく、より良い採用の手助けにもなります。
Kaiketsuでは、採用支援として原稿の作成の他にも、面接日程の調整や選考の代行など、業務のアウトソーシングサービスをご提供しております。
ぜひ求人ボックスを活用し、一緒に採用活動を成功させましょう!